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ハルピン、内モンゴルの旅(2008年8月)四日目 額爾古納(アルグン)

国境地帯。道なき道を走る

朝、満洲里の駅の方へ行き、ロシアから来る列車の線路を眺める。どうも線路をはさんで街は分かれていて線路の向こう側に人々が生活する本来の街があるようだった。

08年8月299満洲里

朝食の後、アルグンへ向かう。

車は満洲里を出てから北へ。
片側2車線の国道301号線から対面通行の道へそれて行った。
風景がずっと近づき、草原の中をのんびりドライブする感じ。(といっても時速は100キロ近いけど。)
気温は高くなくて窓をあけて走るから、さらに気持ちがいい。

きれいな場所や羊(山羊)の群れに会ったりするたび、車を停めて風景を満喫する。

08年8月330満洲里~黒山頭鎮

08年8月317満洲里~黒山頭鎮

道はまさに国境地帯。
道の脇には鉄条網の柵が続いていて向こう側にはロシアが広がっている。

08年8月307満洲里~黒山頭鎮国境

満洲里の街のはずれにある国門(国境)は仰々しいのに、なんだか拍子抜けするくらい簡単な国境。
「こんなんじゃあ、向こう側に簡単に行けてしまうじゃないか?」と言うと「向こうに行くやつなんていないよ。向こうに行ったって何もない。」なるほど。
一応監視している人はいるらしいけど。

08年8月313満洲里~黒山頭鎮国境

途中、辺境地帯の検問があって、パスポートをチェックされる。初めての経験。

黒山頭鎮に近づくと、舗装路がなくなった。工事で通れなくなっていて、迂回する。
すごい土埃をあげながら走ったり、草原の中を轍のあとをたよりに走ったり。
それにしても道標もなく、よくまあ方角がわかるものだ。

08年8月336満洲里~黒山頭鎮


パオに泊まる。満天の星。

黒山頭鎮にある額爾古納弘吉刺部景区にやってきた。
少し小高い丘の上にある、見晴らしのいい場所。

08年8月344弘吉刺部

パオといっても観光客用につくられているから、中にはベッドやトイレはもちろんテレビやエアコンもあって簡易シャワーもある。ただ簡易シャワーは湯沸かし器が作動しなくてお湯がでなかったけど。

08年8月342弘吉刺部


それぞれのパオには名前がついていてボクが泊まったのは「実怜達里」というお姫様の名前がついていた。

08年8月359弘吉刺部

荷物を置いてちょっと散歩。子犬が5匹、6匹小走りに寄ってくる。ボクをちょっと怖がって遠巻きにしながら吠えるんだけど、めちゃめちゃかわいい。

08年8月347弘吉刺部

そういえば、「下馬酒」歓迎式といったものはなかったな。
蒙古村を訪れると「馬頭琴の伴奏で「下馬酒」歓迎式で迎えてくれる」みたいなことを聞いていたんだけど、どうやらそれにはお金を払う必要があるらしい。
ツアーだと初めから組み込まれているんだろう。

草原で山に沈む夕日を見る。
少し雲が多かったけど、きれいな夕日だった。ただ、蝿と蚊のせいでゆっくりと観賞する感じではなかったけど。

08年8月350弘吉刺部

夜はかなり気温が下がった。
昼間は27度くらいあって暑かったのに夜は16度ぐらいにまで下がって半袖では寒くてトレーナーを着込む。

夜中の2時ごろ起きて、外に出る。

すごい星。これが見たくてパオに泊まった。
星座なんて探せないくらい空いっぱいの星。明るい星と暗い星のグラデーション。
流れ星をいくつ見たことだろう。何秒かにひとつというくらいあっちで流れ、こっちで流れ、まったくすごかった。

朝は4時半に起きて朝日を見る。
あちこちで一番鶏が鳴き出していた。ひんやりした空気の中で草原の朝はすがすがしい。
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Author:chinausa
1999年頃から仕事で中国に来るようになって、中国好きに。
中国アートに興味があり、好きな画家は艾軒、馮長江、趙半狄、江衡など。

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