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新疆への旅(ウルムチからカナスへ) 2007年8月 5.犬に追いかけられる。そして邂逅。

バスを降りたところから歩く。九寨溝と違って遊歩道はないからバス道を歩くしかない。でもバス通りを歩くのはつまらないから脇の牧草地を歩く。牛やヤギの糞を踏まないように気をつけながら。歩くとコオロギがぴょんぴょん跳ねる。あちこちから虫の声が聞こえてきて森の方からは鳥の声が聞こえてくる。「ピーッ」という鳥の声は鳶かな?都会では聞かない声だ。映画の世界にいるような感じがした。

広々とした場所を一人で歩きながら自然の雄大な感じと自由な感じを吸い込む。

カナス牧草地


雨が降り出した。ヤギたちも木の下に逃げ込む。ヤギたちも雨宿りをするんだなと思った。動物は雨を気にしないのかと思っていたけど。なんかかわいい。

ヤギ


森の向こうの川を見たいと思って森の方に近づいていくと、突然、「ワンワンワンッ」と吠えられる。すこしモンゴル人のパオに近づきすぎたらしい。番犬が牛泥棒かなにかと思ったのだろうな。パオにいたモンゴル人の子供が犬を制してくれて犬はおとなしくなった。

それでほっとしたのもつかの間、どこにいたのか別の秋田犬のようなでかい犬が吠えながら猛然とこっちに向かって突進してきた。
恐怖で凍りつく。
あわててパオの方角とは違う方に歩き出す。でも逃げるようにではなく何食わぬ感じでゆっくりと。走るとさらに追ってくる気がしたから。
でも優秀な番犬だ、なんて感心したりして。

パオと犬


神仙湾を経て月亮湾へ
月亮湾に来たとき、さっきまで垂れ込めていた雲の間から陽がさしてきた。ある部分には陽があたり、ある部分は陰に。それが刻々と変化する。陽が当たった場所は輝き、翳った場所は落ちついた色合いをはなつ。陽が当たった水の色はクリームソーダのような不思議な色。

月亮湾


亜龍湾に着く。

亜龍湾


天気は変わりやすく陽が差したかと思うと翳る。広い草原の中で向こうの方に陽がさしていたかと思うとそれがすぐあとには移動して別の場所が光っていたりする。だから同じ場所でも一瞬一瞬違って見える。
亜龍湾でさざなみ立った湾の表面がボクの心を捉えた。
けれどもっと近づいてよく見ようとしたら消えてしまった。
邂逅という言葉が浮かぶ。陽の差し方と風の強さ、いろいろなことが重なって水の表情は微妙に変わる。光があたりすぎるときらきらしすぎて、かえって陰っている方がきれいな碧色に見える。見る高さによっても違う。近づきすぎても波頭が目立ちすぎ、遠すぎると波のきらめきがぼやけてしまう。
一瞬のまぼろしだった。それをもう一度見たくて立ちつくした。

亜龍湾邂逅
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Author:chinausa
1999年頃から仕事で中国に来るようになって、中国好きに。
中国アートに興味があり、好きな画家は艾軒、馮長江、趙半狄、江衡など。

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